独自ドメインのメール設定は10分ほどで終わる
どのレコードをどの順番で入れるか、そしてどの段階で詰まっているかを見分ける方法。
どの業者でも設定は同じ四つの考え方が違う名前を着ているだけだ。一度見てしまえば、 以降のドメインは数分で終わる。
ステップ1 — ドメインの所有を証明する
業者が生成したトークンを含む TXT レコードを追加する。あなたの DNS を編集できない人には 追加できない、というのがこの手順のすべてだ。四つのうち、純粋に業者の都合で存在する 唯一の手順でもある。
ステップ2 — メールを業者へ向ける (MX)
MX レコードは「このドメインのメールはここへ」と告げる。こういう形をしている:
example.com. MX 10 mail.snailworkmail.com.
数字は優先度で、低いほうが先、残りは予備になる。これが引けるようになった 瞬間からメールが届き始める。移行中なら、古い業者が受信をやめる瞬間でもあるので、 意図を持って切り替えること。
ステップ3 — 送信を許可する (SPF と DKIM)
SPF は自分のドメインの名前で送ってよい相手を並べた TXT レコード。DKIM は業者が送信 メールに暗号署名を付けられるようにする CNAME レコード群だ。この二つがあるから、 Gmail は「あなたから来た」という主張を信じる:
example.com. TXT "v=spf1 include:amazonses.com ~all"
<token>._domainkey.example.com. CNAME <token>.dkim.amazonses.com.
ドメインごとに SPF レコードは一つだけ。v=spf1 が二つ
あると統合されるのではなくそのまま失敗する — すでに一つあるなら新しく作らず、その中に
include: を足すこと。
ステップ4 — DMARC (ゆるく始める)
_dmarc.example.com. TXT "v=DMARC1; p=none; rua=mailto:you@example.com"
p=none は「拒否せず観察だけ」という意味だ。ここから始めて数週間レポートを
読み、それから quarantine と reject へ進む。
reject から始めるのが、自分のメールを自分で消す方法である。
どこで詰まっているかを見分ける
| 症状 | たいていの原因 |
|---|---|
| 何も届かない | MX がまだ引けないか、古い業者を指したまま |
| 受信はできるが送信が止まる | DKIM がまだ伝播していない — 最大72時間 |
| 送ったメールが迷惑メールに入る | SPF のアラインメント、または評価のない新しいドメイン |
| 業者が「レコードが見つからない」と言う | レジストラがドメインを二重に付けた — example.com.example.com になっていないか確認 |
最後の項目がほぼ全員を捕まえる。多くのレジストラはドメインを自動で付けるので、完全な 名前を入力すると二重になったレコードができる。迷ったら、入力した値ではなく実際に 引かれる値を見ること。